私だって経済的に自立したい。ずっとそう思っていた。
30代子育て真っ最中、それはとても大切だと分かってるけれど、私だって経済的に自立したい!正社員で働いて経済的に自立をして家庭をぐるんぐるん回したいと思っていた。
家計管理の雑誌をみても、都会の人ばかりで年収がそもそも違う。
正直なんの参考にもならなかった。。。キラキラした生活を雑誌で見るたびに
私だって経済的に自立したい!ずっとそう思っていた
求人誌が愛読書になるくらい読みあさりやっと手にした憧れの正社員。
年齢・子どもの環境・目標を段階的に歩いてたどり着いた、正社員への道のりです。
- パート編
- 契約社員編
- 正社員編
パート編:その時その時、目の前の仕事に全力で向かい、ステップアップをする。
機が熟すのを待つ
32歳とにかく忙しかった。9:00〜16:00パートの後、子供のお稽古の送り迎えや夕飯の準備など、目の前のことを髪を振り乱しながら一生懸命やっていた。
いつか正社員という希望は心の深いところに薄っすら持ちつつ、このまま置いてきぼりになりそうなそんな焦燥感を抱えながらも子どもとパートと家のことと格闘するしかなかった。
この頃は3つパートを経験したがその中で機械のエンジニア集団の補助という仕事だった。
パソコンをほとんど使うことができない私は、ここでパソコンの基礎を習得。
簡単な補助の仕事だったが、「お給料をもらってパソコンが勉強できるなんて最高だ!」
与えられた場所で学ぶべきことがあるとパソコンを学ぶことが仕事だと思っていた
4年間のパート期間にパソコンを学んだが会社都合でここの事務所を撤退することになり、また無職に投げ出されることとなった。
契約社員編:ここからが主婦の就職浪人生活がはじまる・・・どなんにいい条件のパートがあっても飛びつかない。
- 学歴がない私に何ができる
- 子供がいる中での就職活動
- 経験者求むの壁
子供もある程度育ち、次のステップアップを虎視眈々と狙いつつ、学べるスキルをパート生活で学んだ。エクセル検定を受けたりエクセルの基礎を学んだ
何としても社員になる!
正社員狙いで探したいたが「経験者求む」の壁が立ちはだかる。
「誰も最初は初心者なのに〜どこで経験をつんだらいいんだよ〜〜(T_T)」
何社も落ち自己否定をされているような気持ちになり落ち込む日々・・就職が決まらない大学生の気持ちが今更ながらわかる。挫けそうになり条件のいいパートが見え隠れしていたが、絶対に社員になる!どんないい条件でもパートの情報は観ない!と決めた。
半年以上の就職活動ですっかり「求人誌」が愛読書になり月曜の発売日はワクワクしているおかしな状態になっていた。どんな仕事に入りたいか紙に書いて毎日見ていた。
10項目くらい書いたかと思うが毎日眺め書き足したり、引いたり・・・
そんな状態が長く続いたある日、目新しい求人が目に入る。誰もが知る食品メーカーで入口は契約社員だったが「正社員登用あり」の営業職。
10項目あげたものが全部はまっている!こんなことってあるの??!!
直感でここに決める!そう思ったと同時に猛勉強が始まった。
そう、入社試験があったのだ!36歳で猛勉強。何が何でもここに入ると鬼気迫っていたと思う。朝から晩まで勉強していた。
無事筆記試験に合格し面接が3次まであったと思う。
やっと合格したがその時の喜びは全く覚えたおらず、猛勉強のあの日々のことだけが思い出される・・・
正社員:再び機が熟すのを待つ
今か今かと待ちながら8年間の契約社員を経て社員登用試験。ここでも猛勉強が始まった。苦節12年私が思い描いていた正社員にやっとなれた。
やっとなれたがそこには想像していたものより、もとても厳しく過酷だった・・・
契約社員から正社員が線を引いたように違ったのを覚えている。
エクセルを勉強したからと言って使えるものは当たり前の基礎の基礎。
関数がじゃんじゃん入りデーターの分析、プレゼン資料、商談資料
本当に泣きながら徹夜をしたこともあった。
(今思えば関数を使えば秒で解決できた)